冷え性
冷え性
原因と症状
冷え性の原因の多くは自律神経失調による毛細血管の血行障害だと思っています。
自律神経の働きが低下し、毛細血管の収縮がうまく働かなくなり、
血管が縮まり、血行が悪くなり、その部分に冷えを
感じるのです。
自律神経失調になるのは女性のほうが多いのですが、
その理由として、女性ホルモンの変動やアンバランスが
自律神経の調節を狂わせてしまう原因になっているからだと考えられています。
冷えの症状としては、手足がすぐ冷たくなったりしびれたりするとか、
肩が冷えやすく痛むことがあったり、トイレが近くなったり、
風邪を引きやすくなったりします。
東洋医学では、体(足)の冷えと体の不調が同時に発生している状態を
「上実下虚(上熱下寒)」と呼び、
腰痛・頭痛・耳鳴り・難聴・めまいなどの原因と考えられています。
更年期障害も冷え・のぼせによる「上実下虚」の症状です。
治療
自律神経の働きを正常に戻すのが根本治療になります。
循環が悪い足にはりやお灸をして、上から下の方へ気血の流れを誘導して、
冷えを改善していきます。
灸頭鍼治療や温灸器治療も併用しています。
冷え性治療の場合、1~2回の治療ではなかなか治りません。
体質を改善する治療になる為、週に1回程度で2~3カ月じっくり
治療する必要があります。
それが難しい場合、自宅でお灸をする方法をお教えしています。
せんねん灸の様な台座灸(長生灸)を1日1回2~3か所してもらっています。
「冷えは万病の元」とよく言われます。
冷えの改善は病気の予防・免疫力の向上になると考えています。
一緒に治していきましょう
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